「昆布つゆ」は味付けのオールマイティ! 〜 これ1本で料理の幅が果てしなく広がる!!
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昆布つゆの甘みと、豚肉のダシがしっかりきいている(撮影:華直己)
私は料理が好きなのだが、最近特に料理をしていて思うことがある。
「簡単料理」が増えたということだ。
何か料理を作る時、一番の難関は味付けだと私は思っている。
しょうゆベースがいいのか、ダシをとってからがいいのか、または、みりんにお酒、そのほか調味料がいいのかと、味付けに頭を悩ますことが多い。
この頭を悩ますところが、料理の醍醐味(だいごみ)だと思っている。だからこそ、おいしい料理が出せるのだとも。
また、「おふくろの味」という面白い言葉があるが、おふくろの味を出すのも、またこの味付けが要になってくる。
料理は味付けこそが生命線ではないか。
だが、その考えが一変するような、料理の幅をさらに広げてくれる調味料に出会ったのだ……。
そして、その出会いが、私を「簡単料理」に導いてくれた……。
それが「昆布つゆ」である。
私もこの昆布つゆの存在は知っていたが、どうも遠ざけていた感があった。
「えっ、つゆはソーメンやラーメンだけだろ!」
と、どこか限定した考えしか私にはなかった。
“つゆ”という固有名詞に、あと一歩がなかなか出なかったのだ。
ところが、料理長をしている私の友人が、「これはいいよ!」とお勧めしてくれたのをきっかけに、私の料理観が一変したのである。
思わず発した私の一言は、「すごい!!」
何ともお粗末な表現で恐縮だが、とにもかくにもこの昆布つゆというのは、ものすごい調味料である! と言いたいのだ。
私はよく煮物や煮つけを作るのだが(個人的に大好きです)、これらが、昆布つゆだけでできてしまう!
写真にもあるが、これは私が作った自慢の「豚肉大根いぶし銀煮物」である(相性がいという言う意味で命名)。
今まではこの煮物を作るのに、しょうゆにお酒、みりんに砂糖などを駆使して作っていたが、今回は違った。
そう、「昆布つゆ」一本だけで完成した作品である。
「豚肉大根いぶし銀煮物」
【食材】
豚肉塊大根ねぎにんじんしいたけ
【作り方】
1)大根、豚肉塊、にんじん、しいたけを食べやすいように切る。
2)それを鍋にそのまま入れ、水を入れ煮込む。
3)グツグツし始めたら、主役の「昆布つゆ」を目分量で入れる。
4)そのまま1時間ほど煮込む。
5)時間がたったら、余熱で煮込む。
従来の煮物の作り方とほとんど変わらないが、唯一違い(しかも大きな違い)は、味付けである。
今回は「昆布つゆ」しか使っていない。
後は、豚肉から流れ出るダシと、野菜そのものの味のみである。
さて、味見をしてみることに……。
すると……。
「うまい!!」
昆布つゆの甘みと、豚肉のダシがしっかりきいているのだ。また、名前にもある「いぶし銀」にさらに深みがある味になってもいるのだ!
この絶妙なバランスほかに類をみないほど。
また、そのほか野菜とのからみ加減も良く、最高のチームワークがそこにはあった。
まるで、WBCの侍ジャパン並みのチームワークである。
この「昆布つゆ」であるが、冒頭にも書いたように、これ一本で料理の幅がものすごく広がるのは事実である。
今まで何かと味付けに頭を悩ましていたのがうそのように、これ一本で吹き飛んでしまうのだ。
自分の料理がいとも簡単にできる一本である!
おふくろの味も、ここから作れそうな気がしてくるのだからもう頭が上がらない。
極めつけは、お酒が止まらなくなる味でもあるということ!
「昆布つゆ」の料理を肴にしたら、お酒がどこまでもすすむことだろう。
おいしい料理に、おいしいお酒。「昆布つゆ」と出会ったおかげで、至福の日々が始まった。
料理は非常に面白い!
一本の「昆布つゆ」が私の料理観を変えてくれたのだから。
さて、次は何を作ろうか?
毎日が楽しくてたまらない。
「昆布つゆ」との出会い……それはまさに、恋の始まりような、そんなすてきなめぐり合いであった。
お勧めです!
- 記者紹介
- 華直己
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