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  4. 「昆布つゆ」は味付けのオールマイティ!

「昆布つゆ」は味付けのオールマイティ! 〜 これ1本で料理の幅が果てしなく広がる!!

  • 昆布つゆの甘みと、豚肉のダシがしっかりきいている(撮影:華直己)

    昆布つゆの甘みと、豚肉のダシがしっかりきいている(撮影:華直己)

私は料理が好きなのだが、最近特に料理をしていて思うことがある。

「簡単料理」が増えたということだ。

何か料理を作る時、一番の難関は味付けだと私は思っている。

しょうゆベースがいいのか、ダシをとってからがいいのか、または、みりんにお酒、そのほか調味料がいいのかと、味付けに頭を悩ますことが多い。

この頭を悩ますところが、料理の醍醐味(だいごみ)だと思っている。だからこそ、おいしい料理が出せるのだとも。

また、「おふくろの味」という面白い言葉があるが、おふくろの味を出すのも、またこの味付けが要になってくる。

料理は味付けこそが生命線ではないか。

だが、その考えが一変するような、料理の幅をさらに広げてくれる調味料に出会ったのだ……。

そして、その出会いが、私を「簡単料理」に導いてくれた……。

それが「昆布つゆ」である。

私もこの昆布つゆの存在は知っていたが、どうも遠ざけていた感があった。

「えっ、つゆはソーメンやラーメンだけだろ!」

と、どこか限定した考えしか私にはなかった。

“つゆ”という固有名詞に、あと一歩がなかなか出なかったのだ。

ところが、料理長をしている私の友人が、「これはいいよ!」とお勧めしてくれたのをきっかけに、私の料理観が一変したのである。

思わず発した私の一言は、「すごい!!」

何ともお粗末な表現で恐縮だが、とにもかくにもこの昆布つゆというのは、ものすごい調味料である! と言いたいのだ。

私はよく煮物や煮つけを作るのだが(個人的に大好きです)、これらが、昆布つゆだけでできてしまう!

写真にもあるが、これは私が作った自慢の「豚肉大根いぶし銀煮物」である(相性がいという言う意味で命名)。

今まではこの煮物を作るのに、しょうゆにお酒、みりんに砂糖などを駆使して作っていたが、今回は違った。

そう、「昆布つゆ」一本だけで完成した作品である。


「豚肉大根いぶし銀煮物」

【食材】
豚肉塊大根ねぎにんじんしいたけ

【作り方】
1)大根、豚肉塊、にんじん、しいたけを食べやすいように切る。
2)それを鍋にそのまま入れ、水を入れ煮込む。
3)グツグツし始めたら、主役の「昆布つゆ」を目分量で入れる。
4)そのまま1時間ほど煮込む。
5)時間がたったら、余熱で煮込む。

従来の煮物の作り方とほとんど変わらないが、唯一違い(しかも大きな違い)は、味付けである。

今回は「昆布つゆ」しか使っていない。

後は、豚肉から流れ出るダシと、野菜そのものの味のみである。

さて、味見をしてみることに……。

すると……。

「うまい!!」

昆布つゆの甘みと、豚肉のダシがしっかりきいているのだ。また、名前にもある「いぶし銀」にさらに深みがある味になってもいるのだ!

この絶妙なバランスほかに類をみないほど。

また、そのほか野菜とのからみ加減も良く、最高のチームワークがそこにはあった。

まるで、WBCの侍ジャパン並みのチームワークである。

この「昆布つゆ」であるが、冒頭にも書いたように、これ一本で料理の幅がものすごく広がるのは事実である。

今まで何かと味付けに頭を悩ましていたのがうそのように、これ一本で吹き飛んでしまうのだ。

自分の料理がいとも簡単にできる一本である!

おふくろの味も、ここから作れそうな気がしてくるのだからもう頭が上がらない。

極めつけは、お酒が止まらなくなる味でもあるということ!

「昆布つゆ」の料理を肴にしたら、お酒がどこまでもすすむことだろう。

おいしい料理に、おいしいお酒。「昆布つゆ」と出会ったおかげで、至福の日々が始まった。

料理は非常に面白い!

一本の「昆布つゆ」が私の料理観を変えてくれたのだから。

さて、次は何を作ろうか?

毎日が楽しくてたまらない。

「昆布つゆ」との出会い……それはまさに、恋の始まりような、そんなすてきなめぐり合いであった。

お勧めです!

記者紹介
華直己

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