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ネットブックより手軽で便利なテキスト編集ガジェット 〜 いつでもどこでも使えるデジタルメモ帳「ポメラ」(前編)
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折りたたんだ状態のポメラ。文庫本くらいの大きさだ(撮影:米谷俊晃)
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使うときはこんな感じ。液晶のついたキーボードだ(撮影:米谷俊晃)
2008年11月、事務用品メーカー大手のキングジムが「いつでもどこでもすぐ『メモる』」というキャッチコピーで売り出したのがデジタルメモ「ポメラ DM10」だ。
記者(=米谷)がこの製品を知ったのは2009年に入ってからだ。デジタルメモ帳として使えるモノが発売された事は知っていたが、ちゃんと製品を見たことはなかったのだ。しかし、ポメラの事を調べているうちに、半ば衝動的に購入してしまった。
テキストを「高速に」打てる環境
記者は以前から、「なるべく手軽な装備でテキストを高速に打てる環境」の構築を試行錯誤してきた。つまり、移動中やどこかのカフェに入った際に手軽に利用出来るデバイスだ。しかし、いまだに満足行く結果は得られていなかった。
ポメラ以外で最近試したのはApple社のMacBook Airだった。それまで持ち歩けるサイズのノートPCやネットブック等のモバイルPCは持っていなかったが、MacBook Airを2008年3月に購入した。購入当初は外出時での空き時間に、多目的(仕事や趣味)に利用するために毎日持ち歩いていた。
MacBook AirはノートPCとしては非常に薄いため、比較的持ち歩きやすい。しかし重量は1.3キログラムある。それほど外でPCをヘビーに使う用事もない記者が毎日持ち歩くには重かった。つまりテキストを打つ環境としては申し分なかったものの、重さがネックになった。そしていつしか毎日持ち歩かなくなったのだった。
ネットブックの潮流とVAIO Type Pの登場
MacBook Air以降、持ち歩き用テキスト打ちマシンの検討は行っていなかった。そんな2009年1月のある日、ソニーからVAIOの新機種である、「VAIO Type P」がリリースされる事を知った。それ以来、テキスト打ちマシンの候補としてVAIO Type Pについていろいろと調べた。記者がVAIP Type Pに限らずネットブックに求めるものは以下の通りだ。
・重量が軽い
ネットブックのバッテリーを含めた重量は1.2キログラム~1.5キログラムくらいの機種が多い。MacBook Airの経験から、記者にとっては毎日持ち歩くには1キログラム以下であることが必須だと思っていた。VAIO Type Pは600グラム台を実現しており、これが最も記者にVAIO Type Pの可能性を感じさせた要素だ。さすがモバイルノートとして一時代を築いたVAIO C1をリリースしたソニーだと思った。
・動作が軽快
消費電力の関係だろうか、ネットブックはインテルAtomプロセッサ搭載マシンが多い。Atomは省電力で動作するものの、CPUの処理能力はほかのインテル製プロセッサと比べると非力だ。Windowsを搭載している最近のネットブックは、WindowsXPなら軽快に動くものも多いが、Vista搭載マシンは軽快とは言い難い状況で、XPよりもはるかに動作が重くなる。そしてVAIO Type PはVista搭載のため、動作が重い。特に起動に時間がかかり、電源を切ってしまうといつでもぱっと使うという訳には行かない。(スリープ状態でなら素早い復帰が可能)
・価格が安い
この点はネットブックであればだいたいどの機種も満たしているのではなかろうか。だからこそ今までのモバイルノートに魅力を感じていなかった層にまで訴求力を持ち、ヒット商品となったのだろう。(価格を無視すればLet’s Noteシリーズも記者にとっては候補に入るのだが、今回は価格の安さが重要な要素であるために対象外とする)
VAIO Type Pの価格はネットブックの相場と比べれば少し高めだ。しかし、ソニー独特の所有感を満たしてくれるデザインがあってこの価格帯ならば、そこまで高くないと感じる。店頭で触った限り、キーボードのキーピッチはちゃんとブラインドタッチができるくらい確保しているし、液晶も見やすかった。
VAIO Type Pは前述の通り魅力的な点がいくつかあるが、重量が軽いだけでは記者のテキスト打ちマシンの要件は満たさない。「重さが軽い・動作が軽快・価格が安い」の3大要素が必要である。(記者はWindowsマシンはほかにも所有しているので、Windowsであることが購入理由にはならない)
次回はポメラと出会って購入するところからレポートする。
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